Bye Bye

長渕剛 Bye Bye歌詞
1.碑(いしぶみ)

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

正直者が つえをついているよ
遠慮深そうに 裏通り歩いている
信じられるものは 影をひそめてる
うたがわしい 奴ばかり 表通りさ

君は この先 どこへ行くのか
あてのない 旅は いつまで続く

何かに汗を 流してみても 何かがちがう
だからとて 愛に背けば 孤独に堕ちてく

いつも心に 激しさ もって
動かぬ 碑 胸にだきしめ
といだ 刃が おれるまで
woh… woh…

まだまだ まだまだ まだまだ…
立ち上がれ!

石ころけとばして あしたを のぞけば
誰かに吐いた うそが 川面に浮かぶ
暮れてく 夕焼けに 心は痛くないか!
のぼる朝陽に うしろめたさはないか!

君は この先 どこへ行くのか
あてのない 旅は いつまで続く

何かに汗を 流してみても 何かがちがう
だからとて 愛に背けば 孤独に堕ちてく

心の すき間に 鍵はかけたか
青春芝居に けりはつけたか
といだ 刃が おれるまで
woh… woh…

まだまだ まだまだ まだまだ…
立ち上がれ!


2.二人歩記

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

住み慣れた部屋を 今日限りひきはらい
また次の場所へ行こうと思うんだ
最後の荷物を車に積み込んだら
いろんな想い出が ふと通りすぎた

一人暮らしの僕に 君はどんな時でも
花一輪のやさしさを 持ってきてくれた
だけど朝になれば夢がさめるように
短いひとときが 淋しすぎた

きのうまでのわざわい事に 別れを告げ
ドアをしめて階段をおりる
あああ今度こそ しあわせになれますように
そんな願いで 車を走らせた
時のはざまの想い出は 置いて行こう

いくつもの夢といくつもの いたわり合いが
この街をあとに 長い影をひいて行く
「あなたとの暮らしが始まるのはいつからなの」
涙するたびに そう問いかけてたね

偽りのない君の そんな瞳を見た時
うす汚れた僕の 過去がうつっていた
だからもう君を 死ぬまで離しはしない
僕は君なんだし 君は僕なんだよ

きのうまでのわざわい事に 別れを告げ
ドアをしめて階段をおりる
あああ今度こそ しあわせになれますように
そんな願いで 車を走らせた
時のはざまの想い出は 置いて行こう


3.Poor Boys Blues

作詞:松井五郎
作曲:長渕剛

セントルイスの鐘の音に
髪をつかんで おこされた
遅いめざめのベッドには
見知らぬ女が ねむってる

俺らここいら よそもので
つけがたまる その日暮らしさ
一日のなりゆきなんてさ
コインの裏表

いつか この町を
出てゆくバスにのるつもり
希望という名の 通りをぬけて
さよなら したいね

さびたハープと汽笛が
男には 最後のメモリー
そう なんとなく 生きてることも
おしまいにしたいさ

マルディグラの 馬鹿騒ぎ
年中つめこんだ 酒場では
老いぼれたちの ディキシーバンド
しわが刻まれた 旋律(メロディー)で

プアーボーイズサンド片手に
故郷(ふるさと)と呼べば ミシシッピー
だけど風にさえ時代の
ペンキがぬられてく

いつか この町を
出てゆくバスにのるつもり
欲望という名の 通りはさけて
さよなら したいね

旅にでてゆく気持ちは
男なら たったのひとつ
そう なんとなく死んじまうのが
いやなだけなんだよ


4.さよなら列車

作詞:長渕剛・松井五郎
作曲:長渕剛

さよならあなた 元気でいてねと
心つつんだお守り しのばせる
ひろげた地図で はかった距離を
涙の列車が 明日 走ります

つらくなるのなら 見送りは
この部屋 ひとりで手をふるつもりです

あゝ ゆらゆらゆれてる想い出 みんな
おいてきぼりですね
あなたの 邪魔にならないように

さみしい汽笛 呼ぶのはあなた
耳をふさいで よりそうふたり
語るには みじかく ねむるには惜しい
最後の一夜 抱いてください

あなたが帰る その時まで
かわらぬ想いで過ごすわたしです
あゝ どうせかなわぬ私のわがまま
便りに 書きません
遠い 遠い お別れ街へ

あなたが帰る その時まで
かわらぬ想いで過ごすわたしです
あゝ どうせかなわぬ私のわがまま
便りに 書きません
遠い 遠い お別れ街へ


5.道

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

歩き疲れて 息をきらして
歩いても 歩いても みつかりません
自分の やりたい事 したい事
はやりの唄では なぐさめられない
だから自分だけはと 頑張ってますが
自分の やりたい事 したい事

泣くだけ 泣いたら 朝の太陽で
顔を洗って 出なおしましょうか
歯をくいしばり にぎりこぶしふれば
いつかは 良い事 あるもんですよ

探しているのは 女でもなく
探しているのは お金でもない
自分の やりたい事 したい事
右を向いても 左を向いても
誰れも 教えて くれません
自分の やりたい事 したい事

泣くだけ 泣いたら 朝の太陽で
顔を洗って 出なおしましょうか
歯をくいしばり にぎりこぶしふれば
いつかは 良い事 あるもんですよ


6.賞金めあての宝さがし

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

あれは去年の年もおしせまったころだったぜ
俺のうちの回りで 誰かがやけに騒いでる
何かと思い 窓ごしに階下をみおろせば
何とか雑誌の 首が並んでた
一瞬たじろぎ 俺は果たして悪者なのか
やましい事でもこの俺やらかしちまったのかと
想いめぐらし考えるひまもなかったぜ
次の朝にゃ ごらんのとおりさ
人の心に土足でかまわずハーイ失礼と
あげくの果ては
ある事ない事わめきちらしていた
だけどもしょうがないぜ
だけどもしょうがないぜ
賞金めあての 宝さがしだとさ

さぞかし人の不幸をながめりゃ楽しかろう
人の弱味でめしを食えばうまかろう
探偵もどきで事実を何かにすりかえて
闇とりひきは まだまだ続く
ひと山あてたら次のえもののけつをかぎ回り
きょうもせっせと ここほれ ワンワン
すけべな野郎
しめきりまじかの ページをうめたら
ハイそれまでさ 200円分 脳なし頭

人の心に土足でかまわずハーイ失礼と
あげくの果ては
ある事ない事わめきちらしていた
だけどもしょうがないぜ
だけどもしょうがないぜ
賞金めあての 宝さがしだとさ

だけどもしょうがないぜ
だけどもしょうがないぜ
賞金めあての宝さがしだとさ


7.銀色の涙とタバコの煙

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

いつものように僕は
暗いひとりのこの部屋で
帰ることない君を待って
待ちわびた顔で タバコをふかす

ガスコンロの上のやかんは
シューシュー音を立てて
窓ごしの空に 蒸気の粒が
また ひとつひとつ流れて落ちた

その日の 夕暮れは とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そして 陽は沈み 回りの家の
窓ガラスに灯がともった

それから 僕は朝を待って
いつの間にか コタツの
中でスヤスヤ 夢の中
明るい陽ざしが まぶたの上に

その日の夜明けも とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そしてまた僕は タバコに火をつけ
しけた気分で プカプカ吸い始めた

その日の夜明けも とっても悲しくて
銀色の涙が こぼれ落ちた
そしてまた僕は タバコに火をつけ
しけた気分で プカプカ吸い始めた


8.ほこりまみれのブルージーンズ

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

風吹く夜は ここに来て
昨日と明日を ふるいにかける
我が身のほこ先 今だ迷えど
ためらいながらも 夢ここに在り

照る日もあれば 曇る日もあるんだし
ほこりまみれの ブルージーンズ
そのままで Oh…
君の街まで 僕らの声が聞こえるかい
このひとときを共に語れ 熱い心で

遠くへ続く 一本道を
僕らは愛を 運んで行こう
悲しみまじりの 雨の夜とて
心を開いて 待てばよい

軽やかな足音が もうすぐそこまで
ほこりまみれの ブルージーンズ
そのままで Oh…

君の街まで 僕らの声が聞こえるかい
このひとときを共に語れ 熱い心で

君の街まで 僕らの声が聞こえるかい
このひとときを共に語れ 熱い心で


9.Bye Bye忘れてしまうしかない悲しみに

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

淋しい言葉ばかりが 降り続く街だった
腹の底から 泣いていた
金にならない声で 心ゆくまで俺ら
唄ってばかりの 街だった
うす汚れた地下室の 小さなステージで
汗を流しては 明日を みつめていた

いつかはきっと この俺も チャンスをつかむんだ
いつかはきっとこの俺も
そんな あてない 気持ちばかりに 自分がせきたてられ
何をやっても 裏目裏目だった
雨の降る晩 ギターをかかえて
公園のベンチで ひとつめの夜を

いつもうなだれっぱなしの そんな俺らに
愛しい女が 手をさしのべていた
そして俺らの部屋に そいつのコートがかかり
一年の月日が過ぎていった
淋しい者同志 身体を寄せ合って
情けばかりを 愛だと信じていた

あれは クリスマスの夜 俺ら仕事を終え
そいつが待ってる いつもの棲み家へ
けだるい顔を ひきずったまま ドアを開けてみると
“さようなら”と書き置き 一枚
雪の降る晩 行く末案じて
暗い部屋で ふたつめの夜を

Bye Bye Bye Bye 忘れてしまうしかない悲しみに
Bye Bye Bye Bye あの時流した にがい涙に

いくつかの恋もしてきたし 別れもあったけど
俺らには あの場所があった
久しぶりだよ あの街 ステキな仲間がいた街
でも もうたくさんだよ
唄と同時に いろんな想い出が
悲しみばかりを さそってくる

ふりかえれば いつでも やさしく迎えてくれる
でも もう 戻れないんだよ
もどるところはひとつ 靴音ひびく この街
そう 冷たく孤独な この街だけさ
過去の自分に 別れを告げ
新しい街へ出て行ったはずじゃないか

Bye Bye Bye Bye 親切だった人たちに
Bye Bye Bye Bye 同じ涙を流した仲間に
Bye Bye Bye Bye 忘れてしまうしかない悲しみに
Bye Bye Bye Bye あの時流した にがい涙に